アレルギーの共通症状

貴方が日常茶飯事と思っている症状の原因が、実はアレルギーであることがあります。喘息発作のようなもっと深刻な症状も起こり得る潜在的なアレルギー誘因もあります。ここでは、アレルギーの徴候であることが多い典型的な症状についてご紹介します。

湿疹  |  花粉症  |  目の炎症  |  胃腸障害  |  発疹/じんましん  |  口腔アレルギー症候群  |  喘息 |  アナフィラキシー反応

アレルギーの症状は、複雑さ、重症度、徴候の点で異なります。アトピー性のアレルギーでは、アレルゲン暴露の影響は即時生じることもあります。症状は、目の痒みから、湿疹、鼻炎、結膜炎、気管支収縮、嘔吐、下痢まで様々で、程度にも差があり、まれにアナフィラキシーに至ることもあります。

慢性の反応性

皮膚の反応(湿疹)または喘息発作のような反応はアレルギーによって引き起こされる場合があります。例えば、進行中の肺組織の炎症は、原因アレルゲンに暴露した後に見られる喘息発作の原因である可能性があります。喘息発作は、IgE抗体による反応以外の事象によって引き起こされることもあります。

徴候は様々です。

アトピー性疾患の症状は、関与するアレルゲンの他、患者の年齢により大きく異なります。乳児期には、食物(特に卵と牛乳)に対するアレルギーが最も一般的です。3歳を過ぎると、アレルギー児のほとんどはこうした食物を食べられるようになる一方、吸入性の抗原に対するアレルギーが優勢になります。特異的 IgE 抗体は多くの場合、アレルギー症状に発現し、臨床症状が現れます。

特定のアレルギー症状については、以下をご覧ください。

湿疹

症状

  • 皮膚の乾燥
  • 皮膚の痒み
  • じんましん
  • 発疹

一般的な原因アレルゲン

  • 食物(例:卵、牛乳、魚、小麦、ピーナッツ、大豆およびへーゼルナッツ)
  • イエダニ
  • ペット(例:ネコ、イヌ、モルモット、ウサギ)

何故その症状が起きるのか?

湿疹はアレルゲンへの暴露に関連し生じている可能性があります。また、湿疹が生じると 肌本来が持つバリア機能が破壊され、さらにアレルゲンに対する過敏性も高まります。また、小児における湿疹は、後に鼻炎(例:花粉症)や喘息を発症するリスクの高さとも関連しています。

湿疹に関する概要

湿疹は、子供と大人の両方に見られる症状です。通常、幼児期の早い時期に発現します。幼児の湿疹は、頬、体幹または腕や脚の関節部によく見られます。

湿疹の治療は難しく、有効な治療法はありませんが、ローションの使用が重要であるといわれています。また、湿疹の原因を解明することも重要です。医師による明確な診断と適切なアドバイスをえ、有効な対策をたてることが重要であるといわれています。 

花粉症 (アレルギー性鼻炎)

症状

  • 鼻詰まり
  • 口に依存した呼吸
  • 鼻の痒み
  • 喉/口/口唇の痒み
  • 眼のかゆみ、充血およびまぶたのはれ
  • 鼻水
  • くしゃみ
  • 口/気道のはれ
  • 涙目

一般的な原因アレルゲン

  • 花粉(例:樹木、雑草およびイネ科植物)
  • イエダニ
  • ゴキブリやガ
  • ペット(例:ネコ、イヌ、モルモット、ウサギ)
  • その他の動物(例:ウマおよび鳥類)、カビ

何故その症状が起きるのか?

花粉症(アレルギー性鼻炎)は、空中を浮遊するアレルゲンが身体に炎症を引き起こし、鼻、鼻腔、眼内での体液生成を誘発する場合に生じます。アレルギー性鼻炎は、花粉の季節に発症し、多くは季節性ですが、通年性では年間を通じ継続することもあります。

花粉症に関する概要

花粉症もしくはアレルギー性鼻炎は、風邪と間違えられることも多い、ごく一般的な疾患です。しかし、鼻炎は喘息など、より重厚な疾患に発展する可能性もあります。症状がぶり返したり、長引く場合は、詳細に検討する必要があります。 

眼の症状

症状

  • 眼の痒み、充血および眼瞼の腫脹
  • 涙目

一般的な原因アレルゲン

  • 花粉(例:樹木、雑草およびイネ科植物)
  • イエダニ
  • ゴキブリたガ
  • ペット(例:ネコ、イヌ、モルモット、ウサギ)
  • その他の動物(例:ウマおよび鳥類)、カビ

何故その症状が起きるのか?

花粉症(アレルギー性鼻炎)に関連した眼の感染症は、花粉の季節に発症し、多くは季節性ですが、通年性では、年間を通じ継続することもあります。

眼の症状に関する概要

結膜炎は、アレルゲンへの暴露の結果として、あるいは風邪に感染したために生じる眼球外層の炎症です。眼の症状または結膜炎は、花粉症(アレルギー性鼻炎)と併発することがよくあります。

消化器症状

症状

  • 下痢
  • 腹痛
  • 吐き気および嘔吐
  • 体重の減少

一般的な原因アレルゲン

乳児および幼児(0~3歳児)

  • 牛乳
  • 小麦
  • 大豆

小児および成人

  • 牛乳
  • 魚、甲殻類
  • 小麦
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • ヘーゼルナッツおよび他の木の実
  • 果物および野菜

何故その症状が起きるのか?

症状は食物摂取と密接に関連しています。しかし、消化器症状には、アレルギー、セリアック病、乳糖不耐性など、考えられる原因が複数存在するため、適切な診断は難しいかもしれません。

胃腸疾患に関する概要

アレルギーは、成人だけでなく小児や時には0歳児においても、痛み、下痢、嘔吐など、消化器症状を引き起こすことがあります。

発疹/じんましん(じんましん)

症状

  • じんましん
  • 発疹

一般的な原因アレルゲン

  • ナッツ類
  • 甲殻類
  • 牛乳

何故その症状が起きるのか?

じんましんにはアレルギー性のものと非アレルギー性のものがあり、ごく一般的な症状です。アレルギーは、成人よりも小児のじんましんとして一般的な原因のひとつです。

食物や薬物といった物質に対するアレルギーに加え、じんましんは、極端な寒暖差、水、日光、運動など直接的な物理的刺激によって引き起こされることもあります。ウイルス感染やストレスがじんましんを発症させることもあります。

じんましんに関する概要

じんましんは、痒みを伴う限局性の膨疹です。身体のいたるところに単発で生じることも、群発することもあります。じんましんの発作の多くは数日から数週間のうちに急速に消失します。

口腔アレルギー症候群

症状

  • 喉の痒み
  • 口の痒み
  • 唇の痒み

一般的な原因アレルゲン

  • 果物(例:リンゴ、ナシ、サクランボ、モモ、プラム、アプリコット、キーウィ)
  • 野菜(例:ニンジン、生のジャガイモ、セロリ)
  • ナッツおよび豆類(例:ピーナッツ、大豆、ヘーゼルナッツ、アーモンド、くるみ、カシューナッツなど)

何故その症状が起きるのか?

口腔アレルギー症候群(OAS)は花粉にアレルギーを持つ人が、特定の果物、野菜、ナッツまたは豆類を摂取したときに発症する可能性があります。その症状は、特定の食物に含まれるタンパク質と類似構造を持つタンパク質が花粉に含まれることにより、生じます。これは交差反応と呼ばれています。

よって、 OASは、独立した食物アレルギーではなく、花粉と特定の果物や野菜との間の交差反応に相当します。その発現は通常、生の果物および野菜を摂取した場合に限られます。

口腔アレルギー症候群に関する概要

口腔アレルギー症候群(OAS)は花粉症患者に多く見られます。OASは通常、口腔周辺の腫脹、発赤、痒みを特徴とする一時的かつ比較的軽い症状です。また、眼に影響が及ぶこともあります。

Asthma - 喘息

症状

  • 息切れ
  • 喘鳴および笛声喘鳴

一般的な原因アレルゲン

  • 花粉(例:樹木、雑草およびイネ科植物)
  • イエダニ
  • ゴキブリ
  • ペット(例:ネコ、イヌ)
  • その他の動物(例:ウマおよび鳥類)
  • 食品

何故その症状が起きるのか?

喘息は、アレルゲンへの暴露、運動、冷気、乾燥した空気、気道の感染症などに関連して症状がおきます。また、強い香りやタバコの煙といった刺激物が喘息の症状を誘発する可能性もあります。

喘息に関する概要

喘息は、絶え間ない喘鳴と定義され、多くは、笛声喘鳴、息切れ、咳を伴い、特に夜間と朝に顕著です。喘息は幼児期に最も良く見られる慢性疾患で、アレルギーによって引き起こされることがよくあります。 

アナフィラキシー反応 

症状

軽い症状には以下が含まれます。

  • じんましん
  • 口の周りの刺痛および痒み
  • 眼や口の周りの腫脹

重篤な症状には以下が含まれます。

  • 特に足裏、手の平または頭皮の痒み
  • 口内の刺痛
  • 口や喉の腫脹
  • 低血圧
  • 腹痛
  • 吐き気および嘔吐
  • 息切れ
  • 喘息症状
  • 全般的な健康状態の悪化

アナフィラキシーは、身体の様々な臓器に影響を与え、一度の発作で影響を受ける臓器は単一であることもありますし、同時に複数の臓器に及ぶこともあります。当初現れる症状が軽いものだったとしても、それが急速に生死に関わる状態に発展する恐れもありますので、迅速な処置がとても重要です。患者が意識を失った場合、事態は急を要します。

一般的な原因アレルゲン

  • ピーナッツ
  • 木の実(例:へーゼルナッツ、ブラジルナッツ、クルミ、カシューナッツ)
  • 大豆
  • シーフード
  • 牛乳
  • 種子類
  • 果物
  • 医薬品
  • ハチ毒

地域的な食習慣にもよりますが、上記以外の食物でも激しい反応を引き起こすことがあります。

アナフィラキシーに関する概要

アナフィラキシー反応はアナフィラキシー・ショックとも呼ばれ、急性の生死に関わるアレルギー反応です。この反応は通常、5~15分以内と短時間で発症し、緊急処置を必要とします。

食物に関連したアナフィラキシーは、アレルギーを持つ食物の摂取と運動の組み合わせによって引き起こされる可能性があります。