一生にわたるさまざまなアレルギー

アレルギーの様相は、絶えず変化しており、年齢の経過とともにその原因や症状が変化することもあります。

乳児0~1歳  |  幼児1~3歳児  |  小児3~6歳児  | 児童 6-15 才  |  成人

 アレルギーは当たり障りのない現象として始まり、症状がでるまでには数年を要することもあります。 しかし中には、食物、薬剤または虫刺されにより、生死に関わる重篤な症状を引き起こす場合もあります。

何が症状を引き起こすのかは環境や、接触の状況、体質等により異なります。定期的に血液検査を受けることによって、自身のアレルギーの情況を把握することで、生活の質を維持することが可能であると考えられます。

ご自身、またはお子さんの症状が、「もしかして、アレルギーかも」感じていらっしゃるなら、医師の診察を受け、適切な診断を受けることが望ましいと考えられます。

 

乳児(0~1歳)

食物に対する最初の反応は、生後数ヵ月以内に見られることもあり、卵や牛乳が最も一般的です。

乳児に典型的な症状

  • 湿疹(肌の乾燥、かゆみ、発疹、じんましん)
  • 胃腸障害(下痢、嘔吐、腹痛)
  • 喘息(咳、喘鳴、笛声喘鳴、息切れ)

乳児におけるアレルギーの原因として一般的なアレルゲン

  • 牛乳
  • 小麦
  • 魚卵(イクラ)
  • 魚類

幼児(1~3歳)

花粉やダニのように、環境により誘発されるようなアレルギーの発症には、通常、食物アレルギーの発症に比べ、長い時間を要し、前者は一般的に生後1年から10年の間に見られます。一般的に、湿疹や肌の乾燥や痒み(アトピー性皮膚炎)などの皮膚疾患は、生後0~3年の間に見られるアレルギー反応の初期症状であるといわれています。

生後0~2年間において、眼から鼻にかけての季節的なアレルギー症状(鼻炎や結膜炎)がみられるのはまれといわれています。

幼児に典型的な症状

  • 湿疹(肌の乾燥、かゆみ、発疹、じんましん)
  • 胃腸障害(下痢、嘔吐、腹痛)
  • 喘息(咳、喘鳴、笛声喘鳴、息切れ)

幼児におけるアレルギーの原因として一般的なアレルゲン

  • 牛乳
  • 小麦
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • イエダニ
  • 木の実(ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、クルミ)
  • 毛に覆われたペット(ネコ、イヌ、その他一般的なペット類)
  • イネ科植物の花粉(カモガヤ、ハルガヤなど)
  • 樹木の花粉(スギ、ヒノキ、ハンノキ)
  • 雑草の花粉(ブタクサ、ヨモギ)

小児(3~6歳)

未就学児童における花粉、特にスギやイネ科植物で見られ、眼鼻症状が主といわれています。

小児に典型的な症状

  • 喘息(咳、喘鳴、笛声喘鳴、息切れ)
  • 鼻炎(鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、口呼吸への依存、鼻の痒み、喉の痒み、眼の充血、瞼の腫脹、涙眼)
  • 湿疹(肌の乾燥、痒み、発疹、じんましん)

小児におけるアレルギーの原因として一般的なアレルゲン

  • 毛に覆われたペット(ネコ、イヌ、その他一般的なペット類)
  • イエダニ
  • イネ科植物の花粉(カモガヤ、ハルガヤなど)
  • 樹木の花粉(スギ、ヒノキ、ハンノキ)
  • 雑草の花粉(ブタクサ、ヨモギ)
  • カビ
  • 牛乳
  • 小麦
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • 木の実(ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、クルミ) 

学童(6~15歳)

学童におけるアレルゲンとして最も頻度が高いのは、ダニや花粉などです。しかし、この年齢層の小児に関しては食物アレルギーと学校給食の除去に対する対策等が話題となるため、食物アレルギーに対する関心がより高くなっています。

学童に典型的な症状

  • 喘息(咳、喘鳴、笛声喘鳴、息切れ)
  • 鼻炎(鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、口呼吸への依存、鼻の痒み、喉の痒み、眼の充血、瞼の腫脹、涙眼)
  • 湿疹(肌の乾燥、痒み、発疹、じんましん)

学童におけるアレルギーの原因として一般的なアレルゲン

  • 毛に覆われたペット(ネコ、イヌ、その他一般的なペット類)
  • イエダニ
  • イネ科植物の花粉(カモガヤ、ハルガヤなど)
  • 樹木の花粉(スギ、ヒノキ、ハンノキ)
  • 雑草の花粉(ブタクサ、ヨモギ)
  • カビ
  • 牛乳
  • 小麦
  • 大豆
  • ピーナッツ
  • 木の実(ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、クルミ)  

成人

成人で最も頻度の高いアレルギーはダニや花粉など吸入により発症するアレルギーです。

若年成人に典型的な症状

  • 鼻炎(鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、口呼吸への依存、鼻の痒み、喉の痒み、眼の充血、瞼の腫脹、涙眼)
  • 喘息(咳、喘鳴、笛声喘鳴、息切れ)
  • 湿疹(肌の乾燥、痒み、発疹、じんましん)
  • 口腔アレルギー症候群(喉、口、唇の痒み)
  • 胃腸障害(下痢、嘔吐、腹痛)

若年成人におけるアレルギーの原因として一般的なアレルゲン

  • 花粉(イネ科植物、樹木、雑草)
  • 毛に覆われたペット(ネコ、イヌ、その他一般的なペット類)
  • イエダニ
  • カビ
  • ピーナッツ
  • 木の実(ヘーゼルナッツ、ブラジルナッツ、クルミ)
  • 果実(リンゴ、ナシ、サクランボ、モモ、プラム、アプリコット、キーウィ、ニンジン、生のジャガイモ、セロリ、ピーナッツ、大豆、ヘーゼルナッツ、アーモンド、クルミ)
  • 魚介類